ANAグループは、9月28日から10月5日に、実際のオペレーションにおいて、手荷物積み付けロボットと、これまで実証実験を重ねてきた自動運転トーイングトラクターとの接続により、利用客から預った手荷物を航空機に搭載する一連の工程において、自動化の領域を広げていく取り組みを実施する。
ANAグループでは、空港地上支援業務のSimple&Smart化の実現に向けて、九州佐賀国際空港をイノベーションモデル空港として位置付け、先進技術の集約・可視化を図るとともに、個別の技術検証や実証実験を進めてきた。
今年3月には、ロボットによるバルクカートへの手荷物の積み付けを実用化し、今まで全てを人が担っていた業務において、人とロボットの協働を通じて、利用客の手荷物をより安全かつ効率的に積み付けることができるようになったとのことだ。
今回、同取り組みを通じて、安全性をはじめ、定時運航を前提としたオペレーション品質や、作業工程前後での連携などのハンドリング面での検証・確認をおこない、人の役割の見直しならびに新たな働き方の構築につなげるとしている。
ANAグループは、引き続き、イノベーションモデル空港である佐賀空港において、先進技術を「集め」、「つなげ」、人の役割・働き方を「変える」取り組みをおこない、空港オペレーションのSimple&Smart化を加速していく方針を示している。