LINEが、CSR活動の一環として取り組んできた一連の教育活動における知見やノウハウをより広域的・永続的な活動とするため、2019年12月に設立したLINEみらい財団は、「金融・情報リテラシー」教育に向けた教材を提供開始することを発表した。
LINEみらい財団は、主に青少年を対象に、健全なインターネット利用を啓発するための講演活動や情報モラル教育教材の開発、ネット利用実態に関する調査研究、プログラミング学習プラットフォームの運営などを実施している。
今回、これまでの取り組みで得た知見や経験を基に、これからの社会を生きる子どもたちに向け、「金融・情報リテラシー」教育として、第1弾の教材である『基本編「信用」ってなんだろう?』『応用編「見えないお金」との付き合い方を考えよう』の提供を開始する。
同教材では「キャッシュレス」を学ぶために「信用」というテーマを取り上げており、キャッシュレスを学ぶための前提となる「信用」や「信頼」の仕組みを学ぶ必要があると考え、これを基本編の教材テーマとして扱っているとのことだ。
加えて、応用編としてキャッシュレスの仕組みについて学ぶための実践的な教材も作成しているという。
なお、同教材は、他の教材と同様に、指導者用ガイドブックやスライドデータなども全て無料でダウンロードできるため、教職員が教材をダウンロードし、授業にも役立たせることができる内容になっているとしている。
今回同社は、デジタル社会を生きる子どもたちが今後、見えない「お金」とうまく付き合い、よりよい社会生活を営むための基礎知識を獲得するために「金融・情報リテラシー教育」の提供を開始するに至ったと述べている。