日本空港ビルデングは、「今、伝えたい日本の風景」をテーマに“旅にまつわるエッセイ”を募集する「旅する日本語」投稿キャンペーンを9月1日より開始すると発表した。

同社は、日本語と日本のローカルの魅力を共有する活動「旅する日本語展」を 2016 年から毎年実施している。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で気軽に旅に出られない今だからこそ、長い夜が明け、次の旅先を決める時にガイドブックとなるような言葉を集めるべく、今回のキャンペーンを実施するとのことだ。

旅する日本語とは「旅」と「日本語」をテーマにしたアートプロジェクト。

応募概要は、旅にまつわる実体験を元にしたエッセイ。指定する日本語(11単語)をテーマにしていること、日本の風景を紹介していること、400文字以内であること、写真の添付は自由であるとしている。

指定する日本語11単語は以下。

  1. 已己巳己(いこみき)…(字形が似ていることから)互いに似ているもののたとえ
  2. 弥立つ(いやたつ)…いよいよ心を奮い立たせる。
  3. 色節(いろふし)…晴れがましい行事。
  4. 生一本(きいっぽん)…心がまっすぐで一途に物事に打ち込んでいくさま。
  5. 気散じ(きさんじ)…気晴らし。
  6. 催花雨(さいかう)…春、花の咲くのを促すように降る雨。
  7. 袖摺れ(そですれ)…袖がふれあうほどの近い関係。
  8. 寧静(ねいせい)…世の中が平穏なこと。心が安らかで落ち着いていること。
  9. 喉鼓(のどつづみ)…食欲が盛んに起こること。喉が鳴ること。
  10. 萌芽(ほうが)…物事がはじまること。
  11. 睦ぶ(むつぶ)…仲良くする。むつまじくする

応募方法は、Instagram、note、ShortNoteの投稿から。投稿先に応じて必要なハッシュタグをつけて、旅にまつわるエッセイを投稿。

募集期間は9月1日から11月30日。noteでの受付は11月1日から11月30日であるという。

同キャンペーンの審査員には、放送作家・脚本家の小山薫堂氏、イラストレーターの信濃八太郎氏、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズ著者の詩歩氏が揃い、最優秀賞受賞者には10万円分の旅行券がプレゼントとなるとのことだ。