Googleは、Google for Educationに関わるGoogle MeetやGoogle Classroomの新機能を発表した。
授業をサポートするGoogle Meet新機能
教員(主催者)が管理できる機能を今後数カ月かけて、さらに強化するという。9月より順次提供予定の機能は以下のとおり。
- オンライン授業を退席もしくは2度参加を拒否された参加者に対して、再度同じ授業への参加を禁止に
- 授業終了後、参加者全員のセッションを終了
- 参加リクエストを一括で承認/拒否することで、より簡単に管理
- 授業中にチャットを無効にし、画面共有できる人の制限を設定
- 教員が参加するまで授業(ミーティング)が開始されないように設定
また、オンライン授業で児童生徒の関心と参加を促すため、以下の新機能を順次提供するという。
9月より順次提供予定
- 7×7グリッドの大きなタイル状のレイアウトで、一度に最大49人までの児童生徒を表示。
- オンライン上のホワイトボードでアイディアを共有しクリエイティブに授業を進めることができるよう、Google MeetにJamboardの機能を追加。
10月より順次提供予定
- 背景をぼかしたり、背景を指定の画像に差し替え可能に。
- 出席を記録する新機能でオンライン授業において生徒ごとの出席確認が可能に(G Suite Enterprise for Educationのみ)
- ブレイクアウトルーム機能は、教員がクラスを班分けしてグループ学習が可能に。(G Suite Enterprise for Educationのみ)
今年後半に提供予定
- 「挙手」機能で、質問や助けが必要な人を特定しサポート
- ディスカッションや授業の進行を妨げずに質問できるQ&A機能や、生徒が自分の意見を共有できるアンケート機能を追加 (G Suite Enterprise for Education のみ)
さらに今年後半には、すべてのGoogle for Educationのユーザーに無料で期限付き録画機能を提供する予定とのことだ。
この新機能により、主催者は授業を録画し動画の有効期限が切れるまで最大30日間、自分のドメイン内で共有することができるという。
なお、授業の主催者のドメイン外へ共有したり、ダウンロードしたりすることはできないとのことだ。
やることを明確に Google Classroom
Google Classroomについては、自分の課題をより理解し整理できるように、クラスページに児童生徒用の「ToDo」と教師用の「確認が必要な課題」機能を近日中に追加するという。
また、コース参加コードの共有に加えて、教員はクリック一つでクラスに参加するためのリンクをGoogle Chatなどで簡単に共有できるようになったとのことだ。
今後、提供に向けて取り組むGoogle Classroomの一部が以下になるという。
- 児童生徒が毎日Google Classroomを活用しているかを教員が把握するのをサポートする統計の提供。
- Google Classroomと学校や教育機関が並行して使用しているコンテンツや学習ツールとの統合。
- モバイル端末におけるオフライン体験の改善
- Google Classroom上で大規模なコースやクラスの作成と管理を容易にする統合ツールの構築