PayPayは、新しい働き方「Work From Anywhere at Anytime(以下、WFA)」を9月1日より開始すると発表した。
WFAは、パフォーマンスが発揮できる環境であれば、日本中どこでも好きな場所で、好きな時間に自由に働ける新しい働き方。
PayPayはこれまで、オフィスでの勤務を基本とし、業務やミーティング、商談などを、オフィスに出社して行っていたが、今後は、オフィス勤務が必須となる一部の業務以外を「原則在宅」で行い、業務に支障がなくパフォーマンスが発揮できる場所であれば、自宅に限らず日本国内のカフェや図書館などの公共施設でも勤務を可能にするという。
なお、自宅での業務が難しい従業員に対しては、全国20カ所の営業拠点や新たに設けるサテライトオフィスなどで、個々の業務を行える場所を整えると同時に、旅行先や帰省先などでの「ワーケーション」も可能とし、働き方の自由度を高めていくとのことだ。
また同社では、以前から勤務時間を自由に選べる「スーパーフレックス制度」を採用し効率的な働き方を推進してきたが、WFAによって、場所と時間の制約をなくすことで、よりパフォーマンスを発揮できる新しい働き方を実現するという。
同社は、WFAの導入に伴い、オフィスは個々で作業をする場所ではなく、チームワークによる新しい価値を創出する場所、従業員のエンゲージメントを高める場所とする「オフィスの再定義」を行ったとのことだ。
この定義に基づき9月下旬に、アクティブなコミュニケーションエリアの設置や、席数を大幅に減らした新しいフリーアドレスエリアを設置した新しいオフィスを構築して移転するとしている。
また、WFAの実施にあたり、制度の新設や変更、新しい施策の導入をするとのことだ。
「在宅勤務手当」の支給
自宅の勤務環境を整えるための費用とし、年10万円の補助を実施
通勤手当のルール変更
通勤交通費としての定期代支給から、利用実態に合わせた実費精算に変更
電子化の促進
契約書や経費精算など紙の文書をなくし、オフィス以外でも契約手続きなどが行えるよう、書類の電子化を促進
この他にも、WFA実現のために必要な施策を順次投入していくとのことだ。