JFAフィジカルフィトネスプロジェクトは、7月28日に「熱中症の症状・対処法、復帰に向けた注意点についての情報提供」というテーマで熱中症対策を目的としたオンラインセミナーを実施。指導者やチーム関係者等約200人が参加したという。

同セミナーは、7月13日に実施した「育成年代のための熱中症対策」に続くセミナーの第2弾。JFAフィジカルフィットネスプロジェクトメンバーの安松幹展氏を講師に、実際に熱中症が起こった際の対処法や、その後の活動復帰に向けた内容について情報提供したとのことだ。

また、セミナーの後半には、菅野淳フィジカルフィットネスプロジェクトリーダーと安松氏が、参加者からの質問を受け付けそれぞれの知見や実践例などを交えて回答し、意見交換を実施した。

今回、JFAフィジカルフィットネスプロジェクトでは、熱中症に関する情報提供第2弾として、熱中症の症状および応急手当に関する資料を作成。

今年に関しては、新型コロナウイルスの影響により、活動自粛期間が長期間にわたり、梅雨明け後の気温上昇に対する身体の適応状況が例年とは異なるため、選手の熱中症リスクが例年以上に高まっていると考えられるという。

同資料では、熱中症の病型や応急処置の実践例とあわせて、熱中症後の活動再開方法や注意点についてまとめられている。

JFAは、夏場のトレーニングをより良いコンディションで行うため、チーム活動に活用するよう呼び掛けている。