メルカリは、新しいモノの循環に取り組む実験的な枠組み「Mercari Experiments」を開始したことを発表した。

また、これに伴い共同研究・共同実験実験パートナーを募集するとしている。

同社のミッションは、「新たな価値を生み出す、世界的なマーケットプレイスを創る」ことであるとし、それによって必要なモノが、必要な人に、必要な量だけ届くような循環型社会を目指しているという。

Mercari Experimentsでは、モノの循環に関わる様々な実験を行い、限りある資源の中、サステナブルで豊かな生活を実現していくための仕組みについて考えるきっかけをつくっていくとしている。

また、同社はこれまでの大量生産・大量消費から、循環を前提とした生産・消費へとシフトしていく必要があると考えているという。

これまで、メルカリグループが提供するサービスの成長によって、二次流通市場の拡大を牽引しサーキュラー・エコノミーの一翼を担ってきたが、今後は二次流通市場の拡大だけではなく、一次流通市場における商品企画や生産・販売の最適化にも働きかけるとのことだ。

一方で、メルカリを含むEC市場の拡大により、商品を梱包する資材の消費の増加や配送工程におけるCO2排出量の増加などの課題についても、Mercari Experimentsではさまざまな実験を行い、課題解決や仮説の検証に努めるとしている。

同社は、今後もメルカリのESGマテリアリティである「循環型社会の実現」の取組みを推進していくとのことだ。