イメージソースは、オンラインでの音楽ライブや各種イベントなどのライブストリーミング配信を「拡張」することができる新たな視聴体験技術「LIVE/AUG(ライヴォーグ)」と、その将来像を予見したIoTデバイス「SOUND CATCH DEVICE(サウンドキャッチデバイス)」を開発、7月8日・9日の2日間、YouTubeライブ配信での体験イベントを開催すると発表した。

LIVE/AUGは、イメージソースがこれまでのR&D/プロトタイピングで取り組んできた映像とARとの同期技術「AR Mapping」をベースに開発した、ライブストリーミング映像にリアルタイムでARを同期させる技術。
これにより、ライブ配信された映像をスマホアプリ経由で拡張し、ARによる3DCGの演出を自宅にいながら体験することができる。ユーザーは iOS / Android 対応の専用アプリを起動し、PCやテレビで視聴しているライブ配信画面にかざすだけで、簡単に映像を拡張することが可能。
画面から飛び出してくる迫力のある演出や各種情報など、従来のライブストリーミング配信では不可能だった「感じる映像体験」を通じ、ライブの疑似体験ではなく、リモートならではの全く新しい視聴体験を創出するという。

また、SOUND CATCH DEVICEは、身の回りにあるものを楽器にすることができるIoTデバイスとなっている。
取り付けた物体の振動をセンシングすることで、さまざまなものをインターフェイスにすることができ、手づくりのオモチャや楽器に取り付けて、Webやアプリと連携することでオリジナルの楽器を作ったり、インタラクティブなライブに参加したり、ゲームのコントローラーにすることも可能。
さらにSOUND CATCH DEVICEは、LIVE/AUGが目指す「ライブ配信の拡張」をブーストする役割も担っている。
自作楽器を用いて自宅からライブ会場の演奏に参加し、アーティストとの生共演が実現したり、ステージと観客のコール&レスポンスに使用するなど、参加型のライブ視聴の実現を目指す。
同社は、LIVE/AUGの環境をプラットフォームとし、今後もさまざまな機能を追加アップデートしていく予定としている。
第一弾として、身の回りにあるモノを「楽器」に変換し、これまでにない参加型のライブ視聴を実現するデバイスSOUND CATCH DEVICEなど、LIVE/AUGの技術と併せて体験の拡張ができる機能を追加開発するとのことだ。