伊藤忠商事とエンジニアの中島聡氏が主宰するシンギュラリティ・ソサエティは、飲食店向けテイクアウト支援サービス「おもちかえり.com」の日本国内における導入支援を共同推進することに合意し、飲食店向けに無料で提供すると発表した。

今回、中島聡氏はが米国で開発したテイクアウト支援サービス「OwnPlate」の日本版をおもちかえり.comとして国内でも立ち上げる。

そして、同サービスを開発したシンギュラリティ・ソサエティと国内の食品流通業界における広範囲なネットワークを有する伊藤忠商事が共同で、日本のレストランビジネス復興への一助となることを目指すとのことだ。

おもちかえり.comでは、通常サイト掲載にかかる初期費用やサービス利用料、販売手数料などが無料なため、個人経営の小規模な飲食店でも、テイクアウトの事前予約・オンライン決済用WEBページをスピーディーに立ち上げることがでるという。

また、利用者にとっても、テイクアウトのオーダーから決済まで非接触で利用することができ、感染リスクの防止にも寄与するとしている。サイトには商品の購入金額以外に金額を上乗せして支払いできる「心づけ」機能もあり、飲食店へのさらなる支援を行うことも可能となっている。

オーダーや決済はWEBページで展開し、利用者は専用アプリのダウンロードが不要であり、QRコードの読み込み、またはWEBリンクのクリックですぐに注文が可能な利便性の高いサービスになっているとのことだ。