公益財団法人日本高等学校野球連盟(以下、高野連)が、全国の加盟校の部員、指導者へ向けて、短期間でどのような準備が必要かを考え、参考となるような練習メニューやトレーニング方法などを紹介する動画などをホームページ上で公開した。

現在、各都道府県連盟では、独自の大会について、開催に向けての準備や開催を模索している状況にある。

しかし、多くの学校では、約3か月間の部活動自粛期間があり、チームとして再始動した直後は、活動自粛前の練習メニューをそのまま実践すると故障をしてしまう可能性があるという。

さらに体力面も考慮し、例年以上に熱中症などにも注意して練習することが大切であると考えられている。

今回、高野連が紹介するプログラムは、試合までの準備期間を1か月間と想定し、1週間ごとに練習メニューをステップアップさせた全4回分を動画で紹介。実技編の動画は、U18高校日本代表の馬淵史郎監督と明徳義塾高校野球部の協力で作成された。

また、一般社団法人アスリートケア(スポーツ障害の治療と予防に関する実践と研究、情報発信と交流を目的としている理学療法士団体)の協力のもと、肩や肘、股関節など部位別ストレッチ方法や熱中症予防対策も合わせて紹介している。