Googleニュースイニシアブは、ローカルメディアコンソーシアムとローカルメディア協会と提携し、主要な広告キャンペーン「Support Local News」の立ち上げを発表した。
同キャンペーンは、Googleからの1,500万ドルの資金に支えられ、購読・寄付・広告を通じてニュースルームに資金を提供することの必要性と重要性の認識を高めるものであるという。
メディアは、現在新型コロナウイルスと黒人男性への暴行死事件に関する取り組みなどの情報を読者に知らせる最前線にいる。地元に影響を与えるこれらの主要なニュースが多く読まれた一方で、広告収入は劇的に減少したとのことだ。
また、この傾向は新型コロナウイルスに続き、報道機関に特に大きな打撃を与えた。この打撃は、パンデミックが始まって以来、30以上のニュースルームの閉鎖を余儀なくしているが、消費者は、「ニュースメディアは財政的に好調である」と考えており、誤解を生んでいるという。
今回のキャンペーンでは、このパラドックスを強調し、消費者、企業、広告主がローカルメディアをサポートすることを奨励するというもの。
Support Local Newsは、米国およびカナダのほとんどの地元新聞、テレビ局、ラジオ局、およびオンラインのみのニュースアウトレットで、今後6週間にわたって印刷およびデジタル形式で実施される。
内容は、キャンペーンサイトへのアクセスをユーザーに促すとのことだ。なお、このサイトでは、簡単に購読、宣伝、寄付することができ、これには、北米のニュースルームでのローカル調査レポートをサポートする基金への寄付やカラーの発行者への寄付もできるという。