カランタは6月4日、出版社と書店をユーザーとする受発注プラットフォーム「一冊!取引所」をオープンしたことを発表した。

同サービスは、書店と出版社、双方の事務業務や取引の手間を改善し、オンラインでさまざまなやりとりを完結できる受発注プラットフォーム。

参加出版社の情報をひとつのサイトにまとめ、参加書店はまとめての注文が可能となっている。取引は、書店と出版社が個別に進め、出荷は出版社が行うとしており、取次ルートメインの出版社も、直取引メインの出版社も利用できる。

現在日本には、3,000を超える出版社があるといわれている。近年では「ひとり出版社」といった言葉も現れ、特色ある本づくりをおこなう出版社が増加しているという。

しかし、各社の書籍を集めたポータルサイトが存在しなかったため、書店が商品の内容を知るためには、各出版社のウェブページを個別に見に行く必要があり、発注作業も多岐にわたるため、業務の足かせになっていた。

そこで同社は、この状況を打開するため、出版社情報をサイトにまとめ、参加書店がまとめて注文をできるようにしたとのことだ。