Googleが、同社の地図アプリであるGoogleマップにて、車椅子が対応している場所を簡単に探せるようになったと発表した。
今回、Accessible Places(車椅子対応の場所)機能を使って、バリアフリー対応状況を検索結果とGoogle マップでよりわかりやすく表示できるようになったという。「車椅子対応の場所」を有効にすると、車椅子対応の入り口が車椅子のアイコンで表示され、バリアフリーの座席、トイレ、駐車場があるかどうかを確認できる。
また、車椅子対応の入り口がないと確認された場所については、その情報もマップに表示されるとのことだ。
現在、世界中には車椅子利用者が1億3千人、身体に障害を持つ日本人は、436万人いるという。また、Googleマップには、世界で1,500万を超える場所、そして日本では100万を超える場所のバリアフリー情報が掲載されている。
この1,500万という数字は2017年からの倍増となり、世界中で1億2,000万人を超えるローカルガイドおよび、バリアフリー情報の共有の呼びかけに応え、5億を超えるバリアフリー情報をGoogle マップに提供した人々によって成り立っているという。
同社は、車椅子対応の場所機能について、車椅子利用者以外にも、ベビーカー利用者や高齢者、配達員など、あらゆる人々の役に立つとしている。
また、車椅子対応の情報をよりわかりやすく Google マップに表示するには、アプリを最新バージョンに更新し、「設定」で「ユーザー補助設定」を選択し、「車椅子対応の場所」を有効にすることで確認できるとのこと。AndroidとiOSで利用可能となっている。
同機能は、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアのGoogleマップのユーザー向けに随時提供開始。その他の国についても、今後順次展開していく予定であるとしている。