Slackが、iPhoneアプリとAndroidアプリの新しいデザインの公開を開始すると発表した。
デスクトップ上のSlackのデザインに大きなアップデートをリリースし、同社は、デスクトップアプリはSlackを使用する唯一の方法であるとしている。しかし、モバイルでのSlackはデスクから離れているときにチームと共同作業するための不可欠なツールであるとし、モバイルアプリの最適化を実現するためアップデートに至ったとのことだ。
具体的なアップデート内容は以下。
まず、外出先でSlackを使用するために最適化されたナビゲーションデザインを追加。これは、タブバーを設置し、ホームのトークリストやダイレクトメッセージなど、各チャンネルへのアクセスをより簡単にしたという。
また、以前は「アクティビティ」画面であったものを、アプリのより目立つ場所に表示し、「メンションとリアクション」という名前を付け、すべてのメンションやリアクションを1か所で確認することが可能になった。
次いで、スワイプジェスチャー機能も追加している。多くのユーザーは、スマートフォンなどでSlackモバイルアプリを使う際、片手での使用であるという推測から、スワイプジェスチャーを設計して、画面間を簡単に移動できるようにしたとのことだ。
なお、スワイプジェスチャーを介して利用できるすべてのアクションには、画面上のボタンからもアクセス可能であるとしており、任意のタブから右にスワイプしてワークスペースのリストを開くことや、左にスワイプして最後の会話に戻ることができるという。
さらに、新しい会話を始めたり、簡単なメッセージを投稿したり、電話をかけたりすることを簡単にするため、デスクトップの作成ボタンのリリースに続いて、モバイルにも導入。
これに及び、DMとグループDM内のワンタップで通話ボタンを作成したとし、デスクから離れているときに同僚との通話に簡単にジャンプできる。
最後に、ショートカットを使用してSlackでアプリを操作することができるようになった。Slackを離れず、アクションを実行するために使用できるショートカットが含まれている別のサービスを簡単に開くことができるという。
Slackは今後、モバイルアプリをさらに優れたものにするため、研究とチャンピオンズネットワークを通じて学んだことを引き続き取り入れるとしている。