株式会社リンクアンドコミュニケーションは5月12日、企業の健康経営やスポーツクラブ会員向けのアプリとして個別に提供していた「カラダかわるNavi」を統一し、「カロママ プラス」として全面リニューアルしたことを発表した。

今回のリニューアルにともない、さらにユーザーに寄り添ったパーソナルな健康アドバイスを提供するAIアプリを目指す。

サービス統合により、より身近な存在へ

「カロリーママ」は「いつでもどこでも健康アドバイスを得られる世界の実現」を目指して2003年のアプリリリース開始以降、現在のAI健康アプリカロリーママ、カラダかわるNaviも含めて、100万人近いユーザーに利用されてきた。健康アプリとなってからは、毎日の生活にAI管理栄養士カロリーママがキャラクターとして登場するようになったことで、「ママがいつも見守ってくれているみたい」といったコメントも寄せられるほど、企業やユーザーとって身近な存在になっている。

そこで、今回のリニューアルでは、より多くの方にAI管理栄養士「カロママ」を身近な存在にしてもらうために、これまで提供していた企業向け健康経営支援アプリカラダかわるNaviとスポーツクラブ会員向けアプリカラダかわるNavi for スポーツクラブをカロママプラスとして統一した。

企業などと連携してより個人にあった健康アドバイスを

カロママプラスは、実際の企業や施設等と連携してサービスを提供するB2B2C型のAI健康アプリだ。アプリに搭載されたAI管理栄養士キャラクターカロママが、毎日の食事・睡眠・運動を自動診断しパーソナルな健康アドバイスをする。

カロママプラスが重点的に展開しているのは、「企業・健康保険組合」「スポーツクラブ」「自治体」「その他会員組織」の4領域だ。現在、企業・健康保険組合では、6000社以上、スポーツクラブではルネサンス、自治体では神戸市で導入されるなど、多くの自治体や企業などから問い合わせがきている。

カロママプラスでは、より個人にあった健康アドバイスをするために企業・スポーツクラブが保有する健康診断データや来館記録などと連携したPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を活用している。PHRとして収集されたデータは、個人へのアドバイス提供だけでなく、所属する企業の健康経営やスポーツクラブでのサービス向上にも活用できる。

また、新型コロナウイルスの影響による生活習慣の変化を、個人同意のもとに得たビックデータを分析し生活習慣の変化や、コロナ後の生活のあり方を提案する調査も実施している。

今後の展望として、2020年5月下旬には一般向けアプリであるカロリーママをカロママにリニューアルする予定だ。そして、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどと連携し、より多くの方に向けてサービスを展開していく。