Facebookが、コミュニティ規定施行レポートの第5版を公開した。同レポートには、FacebookとInstagramで利用者の安全を守るための取り組みの進捗状況を記載している。

またこのレポートに加え、Instagramにおいて、複数の望まないやりとりを一度に管理できる新機能をリリースしたことを発表した。同機能は、ネット上でのいじめ対策において業界を牽引するための継続的な取り組みの一部であるとしている。

同社は、コメントを一括で削除する機能や、ネガティブなコメントを投稿するアカウントを複数ブロックまたは制限する機能をテストしてきたという。この機能は、フォロワー数の多い利用者のアカウントでは、ポジティブな環境を保つ上で役立つことが報告されているという。

また、ポジティブなやり取りを広めたり、促したりすることも容易にできるようにポジティブなコメントを固定するテストを開始。

この機能により、選択したコメントをコメントスレッドのトップに固定することで、利用者がアカウントの雰囲気作りやコミュニティとの交流を行えるようになるとのことだ。

さらに、タグ付けとメンションを許可する相手を選択できる機能を追加。同社は、タグ付けやメンションの機能を使用して、他人を標的にしたいじめが行われる可能性があることがわかったため同機能を追加したとのことだ。

コメントやキャプション、ストーリーズでのタグ付けやメンションを許可する人の設定を、[すべての人]、[フォロー中の人のみ]、[誰にも許可しない]のいずれかから選択できるようになっている。