任意団体「防護服支援プロジェクト」が、新型コロナウイルス感染症の最前線で治療や感染拡大防止にあたる医療従事者へ、手作りの防護服を届ける活動を開始することを発表した。
同団体によれば、現在、東京都済生会中央病院では1日あたり300着の防護服が必要な状況であるという。しかし、専用の防護服では全く足りておらず、病院の職員・看護師が激務の合間を縫って簡易防護服を作っている現状にある。
この負担を少しでも軽減するべく、各地のボランティアと連携し防護服を製作。これらを同プロジェクトの事務局でとりまとめ、病院に送っているとのことだ。
また、同団体は、誰でも同じ作り方で防護服を作れるように、作り方図面(PDF)と説明動画(YouTube)を用意。プロジェクト参加者は、厚手のポリ袋と養生テープを用意するだけで製作できるようになっている。
同プロジェクトの参加は、個人でも団体でも誰でも可能となっており、実際に防護服の製作を行わずに、寄付のみでの参加もできるという。
なお、100着単位で製作する団体で参加する場合は、事務局が製作予定枚数分の材料を提供するが、個人での参加に関しては、自身で仕様に合った資材を購入して防護服を製作する必要があるとのことだ。