トヨタ・モビリティ基金は、現在タイのバンコクで取り組んでいる、新型コロナウイルス感染症の診断・治療などに携わる医療従事者向けのオンデマンド型シャトルバスの送迎サービスを、フィリピンの首都・マニラでも開始することを発表した。
同プロジェクトは、トヨタ・モーター・フィリピン(Toyota Motor Philippines Corp.)とトヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(Toyota Daihatsu Engineering & Manufacturing Co., Ltd.)の運営支援を受けている。
フィリピン最大級の国立病院であるフィリピン総合病院に勤務する医療従事者を対象に、通勤の負荷軽減、感染予防を目的とし、衛生的なシャトルバス10台をオンデマンドで運行。
通勤者がアプリから乗降場所と乗車時間を指定すると、シャトルバス内の座席が予約され、乗降場所は通勤者の自宅近くを指定できる。また、シャトルバスは、複数の利用者からの要望を踏まえた最適なルートを選定して運行されているという。
衛生管理では、車内に空気清浄機を設置し、定期的なシートカバー交換、頻繁な清掃など行い、車両の乗客数も制限しているとのことだ。なお、期間は3か月を予定している。