新型コロナウイルスの影響に伴い、Googleオプティマイズが企業のウェブサイトにおいて、最新情報を素早く追加するためのアップデートを行ったことを発表した。
今回アップデートされたのはバナー機能と一時的なサイトの更新機能。
バナー機能においては、ワンクリックでサイトの上部にバナーを出すことができる。また、ホームページのみの表示や、サイトのすべてのページに表示するなどバナーを表示するサイトのページを選択することも可能となっている。
さらに閲覧地域ごとにメッセージを調整することもできるため、例えばサンフランシスコ市内にいる顧客に迅速な配送を提供している場合、サンフランシスコにいるユーザーだけに、配送を強化している旨を伝えるバナーを表示することもできる。
また現在、営業時間やサービスについてイレギュラーな運営を行なっている店舗も多いことから、パーソナライズを作成すると、webページを訪問したユーザーに、一時的に異なるバージョンのページを表示することができるようになった。なおパーソナライゼーションはいつでも終了でき、サイトはすぐに元のバージョンの表示に戻せるという。
同機能は、たとえば、電話で持ち帰り注文を受け付け始めたレストランが、電話番号をサイトに表示したり、オンライン注文のみを受け付けている衣料品小売業が、FAQページを更新して、新しい配送および返品ポリシーを表示させたりすることなどを想定しているとのことだ。
なお通常、オプティマイズユーザーは、サイトで同時に10個のパーソナライゼーションしか実行できないようになっているが、今回の新型コロナウイルスの影響を受け、2020年7月31日までこの制限が解除され、必要なだけサイトを更新できるようになっている。