米Microsoftが、新型コロナウイルスにおける血漿治療を支援するため、人々が血漿を寄付する資格があるかどうかを確認するためのセルフスクリーニングツール「CoVIg-19プラズマボット」を作成したことを、同社のブログ内で発表した。
なお、このツールは、CoVIg-19プラズマアライアンスと呼ばれる取り組みの一環として作られたという。
CoVIg-19プラズマボットとは、新型コロナウイルスに感染し回復した人が、アレルギーや医学的状態など一連の質問に回答するだけで、Web経由で彼らの血液が新薬の開発に利用できるかどうかを確認できるというもの。
利用者が血液を寄付することができる状態だった場合、どの機関に寄付ができるかの情報提供も行われる。
同サービスは、まずは米国で運営され、その後ヨーロッパへの拡大を検討しているという。
同社によれば、新型コロナウイルスから回復した人から収集された血漿が、治療に使用できるという臨床的証拠が増えており、回復者の血漿が早く多く寄付されるほど、CoVIg-19プラズマアライアンスでは治療薬の製造と臨床試験が早期に開始できるようになるとのことだ。