朝日新聞社は21日、虐待を受けるなど過酷な生活環境から逃れ、「自立援助ホーム」や「子どもシェルター」で暮らす若者たちに、高校進学や、就職に役立つ資格取得のための費用を贈る「まなび応援金」をスタートすることを発表した。

対象となるのは、自立援助ホームや子どもシェルターで現在生活しているか、かつて在所したことのある15から29歳。

給付内容は、高校、高等専修学校で学ぶ若者に6カ月ごとに12万円で、申し込みは原則通常の修業年限まで可能。

また、資格取得金として受験料、教科書代、交通費などの実費(不合格の場合は実費の70%)が給付される。

いずれも後払い形式となっており、返済は不要とのことだ。

申し込みは、20年前期(4月~9月)分を5月1日から受け付けるとしている。