アディダスは、新型コロナウイルス感染症の対応に追われている医療従事者を支援するため、Carbon社と共同で3Dプリントテクノロジーを使用したフェイスシールドの製造を開始したことを発表した。
フェイスシールドには、同社らが4Dミッドソール用に共同で作成したポリウレタンエラストマー素材を使用。同素材は、伸縮性に優れており、裂けにくい素材であるため、フェイスシールドは消毒して再利用することもできるという。
また、アディダスの3Dプリントによる生産力を活用し、Carbon社は、1週間18,000枚であったフェイスシールドの生産を50,000枚以上に拡大。
なお、このCarbon社とのフェイスシールド製造は、アディダスの新型コロナウイルス感染拡大防止への取り組みの一つであるとしている。同社は、これまでに世界保健機関や中国青少年育成財団、韓国の病院、赤十字に対し支援金の寄付など支援を行っている。