電通、電通デジタルは3月26日、デジタル広告とテレビ広告の効果を最大化させることを目的としたプロジェクト「デジテレ MAX」を設立、サービスを開始したと発表した。

デジテレ MAXは、メディア接触データや購買行動データなど様々なデータをつなぐことで統合的なメディアプランニングを実施。さらに独自のターゲティング技術で効果の期待できる顧客へのアプローチを実行していく。

また、電通に 2 月 1 日付で新設されたデータドリブン・クリエーティブ・センターと、電通デジタルのアドバンスト・クリエーティブ・センターが協業する。

これにより、テレビ広告とデジタル広告の相乗効果を生み出すプランニングのメソッド化や、最適な制作ワークフローの整備、表現の最適化を実現するソリューション開発等を行うとのことだ。

オンラインメディアだけでなくオフラインメディアでも様々なデータの取得・分析が可能となった現在、各企業は自社で取得したデータによる独自のマーケティング指標によって事業運営を行っている。

インターネット広告とテレビ広告の併用がマーケティング活動に高い効果を発揮することは実証されており、特に日本市場においてテレビ広告は高い効果を持つメディアとなっている。

この両メディアを統合して運用する領域において、電通グループは知見と実績を蓄積してきたが、メディアごとに買い付け単位や効果指標が異なることは課題となっていた。

そこで、国内電通グループ2社は、データマーケティング、メディアプランニング、クリエーティブの各部門が連携し、様々なノウハウやデータに基づくPDCAの推進を加速させるため、新たなプロジェクトを開始したという。