マイクロソフトと米ナショナルフットボールリーグ(以下、NFL)が、テクノロジー分野におけるパートナーシップを強化すると発表した。

このパートナーシップの強化は複数年に及ぶものであり、同社のSurfaceデバイスやコミュニケーションツールとなるOffice 365のMicrosoft Teamsなどによって、コーチや選手を含むNFL全体の効率化を支援するとのことだ。

Surfaceは現在、アメリカンフットボールの本格的なツールとされており、試合に欠かせないものとなっているという。これは同社がSurfeceを活用し、NFLの試合中に控えの選手やコーチが瞬時に試合を再生したり、試合中にプレイをレビューしたりできるようにし、試合の手法に新たな切り口をもたらしたことによるもの。

今回のパートナーシップ強化の一環として、マイクロソフトとNFLは共同で最新コラボレーションテクノロジへの取り組みを進め、新たなMicrosoft Teamsプラットフォームを活用してリーグがより多くのことをできるようにするとしている。

Microsoft Teamsを使えば、チャットや通話、会議、ファイル、ドキュメントコラボレーションなどをチームや組織全体で共有でき、常時安全に接続された状態を維持することが可能となる。

現在、NFLの各クラブでは、すでにこれらのプラットフォームを活用している。同社は引き続き、SVS(※)によってNFLに卓越したパフォーマンスの提供に努めるとしている。

(※)Microsoft Surface Sideline Viewing System:ダウン、距離、ヤードラインなどの試合データや画像を、サイドラインにいる選手やコーチに、ほぼリアルタイムで情報を提供するシステム。