東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービスであるEXサービス(「エクスプレス予約」および「スマートEX」)が、2021年春にチケットレス乗車サービスと遅延が発生した列車の指定席予約・変更サービスを開始することを発表した。

開始されるチケットレス乗車サービスは、訪日外国人と複数人で旅行をする利用者に向けたもの。

訪日外国人は、スマートEXの訪日外国人向けサービス(Tokaido Sanyo Shinkansen Internet Reservation Service)にて、スマートフォンでQRコードを表示することで、交通系ICカードを持っていなくてもチケットレス乗車ができるようになる。

また、従来であれば、EXサービスを利用して複数人で旅行をする場合、代表となる会員が一括して予約した後、駅で全員のきっぷを受け取り、乗車する仕組みとなっていた。今回のサービス拡充により、旅行者および同行者は、それぞれの交通系ICカードを使って、きっぷを受け取ることなくチケットレス乗車ができるようになる。

さらに、予定の発車時刻を過ぎた列車が乗車駅を出発していない場合、EXサービスを使って、その列車の指定席の新規予約やほかの列車の指定席からの変更ができるようになるサービスも開始する。これにあわせてEXアプリで予約をし、予約した列車がおおむね10分以上遅れると見込まれる場合は、乗車駅の予定発車時刻のおおむね1時間前に、通知が届くようになる。

サービスの開始時期は2021年の春を予定。サービス開始日やサービスの具体的内容については、決まり次第、発表されるとのことだ。