凸版印刷が、瞑想ポッドとセンシングによる効果測定を連携させたパフォーマンス向上ソリューションの提供を開始することを発表した。

同ソリューションは、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパンが提供する米国発の瞑想ポッド「OpenSeed」と、凸版印刷が持つセンシングソリューションを連携させたもの。

瞑想ポッドはドーム状の独立した構造で、オフィスに新たな施工が必要なく導入が可能。リラックスや集中など目的に応じたコンテンツに連動した音や照明の演出で、本格的な瞑想空間を実現するという。さらに、センシングにより心拍測定も連携。効果が可視化できる。また、これにより自身の状態に気づきを与え、改善するサイクルを創出することで、従業員の生産性向上に寄与するという。

TOPPAN_瞑想ポッド

なお、提供開始に先立ち、東急不動産ホールディングス本社にて、2019年11月上旬から約2週間、社員の働き方改革の可視化を目的とした実証実験を実施。

心拍測定とアンケートの実施で被験者のリラックス効果や疲労度の減少などが確認され、有効性が実証されたとのことだ。

同社は、同ソリューションの拡販を進め、2020年度に30台の導入を目指す予定。また今後も、脳波や心拍などの生理指標のセンシングと、瞑想ポッド「OpenSeed」をはじめとした生産性向上に最適な環境を連携させたパフォーマンス向上ソリューションを推進し、企業の働き方改革や健康経営に貢献。2025年度までに関連受注含めて、累計10億円の売上を目指していくとのことだ。