ヤフーは、運営するメールサービス「Yahoo!メール」において、なりすましメール対策として送信ドメイン認証技術「DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)」を2020年3月より順次導入することを発表した。
今回導入されるDMARCは、送信事業者側がなりすまされたメールの扱い(ブロックする、迷惑メールフォルダに振り分けるなど)をあらかじめ設定し、受信事業者側がその扱いに準じたフィルタリングを実施することで、なりすましメールを届きにくくする技術。
同技術の導入により、なりすましメールを排除する効果が高まるため、より安全で安心な環境でYahoo!メールを使用できるようになる。
米国においては、政府機関から送信するメールにはDMARCの設定が義務付けられるなど、グローバルでDMARCの活用が推進されているという。国内では、2017年7月に総務省がDMARCの導入留意点を定め、それに則り今回の導入に至った。
同社は、送信事業者においてもDMARCの導入が進む契機になることを期待しているようだ。