渋谷区と三井不動産が、渋谷区渋谷一丁目及び神宮前六丁目の街区名を「MIYASHITA PARK」に決定し、2020年4月に竣工、6月にグランドオープンすることを発表した。
MIYASHITA PARKは、敷地面積約10,740平方メートル、延床面積約46,000平方メートル、全長約330メートルからなる、公園・駐車場・商業施設・ホテルが一体となった新しい“低層複合施設”。
同事業は、「立体都市公園制度」を渋谷区内で初めて活用したPPP(パブリックプライベートパートナーシップ)事業であり、渋谷区と三井不動産がパートナーとなり、推進している。
従来から渋谷区立宮下公園で親しまれてきたスケート場やボルダリングウォールに加え、多目的運動施設(サンドコート仕様)を新設。さらに、イベントも行える約1,000平方メートルの芝生ひろばを整備し、フルフラットでバリアフリーな多機能空間を目指していくという。
また、耐震性能も向上し、災害発生時には周辺地域滞在者などの帰宅困難者の一時退避場所としても機能するとのことだ。
同事業は渋谷駅周辺、原宿、青山、表参道、さらには、国立代々木競技場(代々木公園)をつなぐ結節点に位置する。
渋谷区と三井不動産は、このような立地特性を活かし、渋谷駅からのアプローチを容易にするとともに、新たな歩行者ネットワークと様々なイベントを通じた多種多様な人々の交流を促進する文化発信拠点の形成を目指していくとのことだ。