LINEが施設管理・運営に携わる「LINE CUBE SHIBUYA」は、10月13日に正式にオープンしたことを発表した。

LINEは2018年12月に、アミューズが代表企業となり、パシフィックアートセンターと3社で構成される「渋谷公会堂プロジェクトチーム」として、渋谷公会堂の施設管理・運営を行う指定管理者に決定された。

2019年6月に開催した「LINE CONFERENCE 2019」では、24時間365日ユーザーの生活すべてをサポートするライフインフラを目指す「Life on LINE」を新たなビジョンとして発表し、「Life on LINE」を実現するための3つの戦略として”offline”、”Fintech”、”AI”を掲げている。

「LINE CUBE SHIBUYA」は、LINEが掲げる”offline”のひとつの形として、単純なオンラインとオフラインの連結ではなく、オンラインとオフラインが融合したOMO(Online Merges with Offline)の概念をもとに、「次世代コミュニケーションホール」として今までにない、顧客体験を提供するという。

「LINE CUBE SHIBUYA」の特長

  1. ライブ情報をリアルタイムで渋谷の街へ
  2. ライブ配信サービス「LINE LIVE」や音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」と連動し、「LINE CUBE SHIBUYA」で行われているライブ映像や音源をリアルタイムで配信することで、会場での公演のみで終わらない”オフラインとオンラインをつなげた公演”を実現することが可能。

    渋谷の街の施設内外に設置するLINE Beaconを経由して、LINE CUBE SHIBUYAを軸に、街全体にエンターテインメントの熱量を広げていくという。

  3. ライブだけじゃなく、渋谷の街も楽しめる情報を提供
  4. 電子チケットサービス「LINEチケット」では、ライブ当日のスケジュールや交通状況などをLINEのメッセージで届けることで、ストレスなくライブを楽しめる環境を提供予定し、また、ライブ前後に渋谷の近隣店舗で活用できるクーポンの配布をするなどして渋谷エリアの活性化にも努めるとのことだ。

  5. エンターテイメントファーストの環境を提供
  6. モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」やLINE公式アカウントを活用することで、ドリンクやグッズなどの購入時間を短縮し、会場内で実施されるライブや公演を十分に楽しめるような環境を創出。

    今後は、さまざまな企業と連携できるような場の提供も予定しているとしている。

LINEは、ネーミングライツの取得および指定管理者としての様々な取り組みを通じ、地域の人々と一体となり、渋谷区の発展に貢献すべく、努めていく方針を示している。