主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が『休み方改革推進策』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行った結果、政府が行っている休み方改革推進策として、「有休取得の義務化」を期待している人が半数以上という結果となった。
「有休取得の義務化」を求める声が56.2%
政府が行なっている休み方改革推進策として期待しているものをお教えくださいといた尋ねたところ、以下のような結果となった。
※有休取得の義務化:年10日以上の有休が付与される労働者に年5日取得させることを義務化
※残業の上限規制:最大で年720時間までなど無制限に残業できないよう上限を設定
※プレミアムフライデー:毎月最終金曜日は15時目安に仕事を終えて余暇を楽しむ取り組み
※プラスワン休暇:土日・祝日に有休を組み合わせて3日以上の連休にすること
※キッズウィーク:地域ごとに学校の夏休みなどの長期休業日を分散化することで、大人と子どもが一緒にまとまった休日を過ごす機会を創出しやすくするための取組
なお、上記の結果の年代別比較と子どもいる・いない別比較は以下の通り。
具体的には、以下のような声が上がった。
- 時給で働いている人間には、メリットがないと思う(60代:今は働いていない)
- プレミアムフライデーは接客業等は一切その恩恵を受けられません(40代:パート/アルバイト)
- 年に一度の大型連休であれば嬉しいが、あまり休みが増えると派遣には就業日が減るので、メリットはない(50代:派遣社員)
- 有給は取りにくい(60代:SOHO/在宅ワーク)
- 有休はとりたくても忙しい、とりにくい、などの理由でなかなかとりずらいのて、義務化は良い考えだとおもいます(50代:パート/アルバイト)
- 休みが重なると、外出先に人が多くて困る(50代:派遣社員)
- どれも実社会で働いてない人の想像上の策に感じる(30代:派遣社員)
- 休みを増やすより、短時間労働、ワークシェアリングなど働き方の選択肢を増やすのがよいと思っている(50代:パート/アルバイト)
- 有給休暇って使ったことありません(50代:パート/アルバイト)
- 残業抑制は手取りが減るので困る。プレミアムフライデーぐらいがちょうどいい(50代:契約社員)
- 個人で有給をとるのは難しい会社もあるので、大型連休がある方が休みやすい(50代:契約社員)
- 看護師にはどれも有効ではない。残業もサービスが多く連休はまずとれない(40代:正社員)
※調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:694名
調査実施日:2019年7月10日(水)~2019年7月18日(木)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
<参照元>
「労働基準法改正から半年経過・・・働く主婦が期待する“休み方改革”策とは?1位「有休義務化」56.2%」
しゅふJOB総研