インターファームが、格安SIM比較サイト「スマホ比較のすまっぴー」が実施した「利用しているアプリに関するアンケート」の結果を発表した。
なお、本調査は「スマホ比較のすまっぴー」の会員の内、MVNOが提供する格安SIM・格安スマホ利用者347名を対象にしている。(調査期間:2019年7月23日~2019年8月7日)
主なトピックスは以下の通り。
- 格安SIM・格安スマホ利用者の「モバイル決済・スマホ決済」の利用率は6割
- 格安SIM・格安スマホの利用者が使用しているスマホに入っているアプリは30個未満という人が全体の7割
- 格安SIM・格安スマホの利用者にはヘビーユーザーが多くない
調査概要
MVNOが提供する格安SIM・格安スマホ利用者が利用する決済アプリは「PayPay」が36%、次いで「LINE Pay(31.1%)」、「楽天ペイ(20.2%)」となっていて、利用していない人は全体の38%。
6割以上の格安SIM・格安スマホユーザーがQRコード決済や非接触型決済などの決済アプリ(モバイル決済・スマホ決済)を利用していることがわかった。
また、非接触型決済(モバイルSuicaや楽天Edy)などよりもQRコード決済(PayPayやLINE Payなど)の利用者が多い理由の1つとして、MVNOが販売する格安スマホには、海外製の製品が多く、「FeliCa」と呼ばれる「おサイフケータイ®」に必須の部品が搭載されていないことも理由と考えられるという。
その他にも、QRコード決済のほうがポイント還元率が高いということも理由の1つに挙げられるだろう。
また、利用しているショッピングアプリは「Amazon」が63.1%ともっとも利用者が多く、次いで「楽天市場」が54.5%、「Yahoo!ショピング」が42.1%となっている。
元々の知名度もあるので一概には言えないが、契約中のMVNOによっては獲得ポイントが優遇される格安SIM・格安スマホ(楽天スーパーポイントやTポイント)があるため、そういった理由で利用している方もいると言えるのではないだろうか。
さらに、格安SIM・格安スマホの利用者が使用しているスマホに入っているアプリは30個未満という人が全体の7割を超えている。
そのうち日常的に利用しているアプリは「10個未満」という利用者が85%だった。
また、「スマホの1日の平均利用時間が2時間未満」という人が半数を超えているという点を含めると、格安SIM・格安スマホの利用者にはヘビーユーザーが多くないということがわかる。
スマホを利用する時間が短いユーザーは、大手キャリアの携帯代金に対し「損」と感じるという理由で、格安SIM・格安スマホに乗り換えるケースが多い傾向にあるという。
そのため、決済アプリを積極的に利用することでポイント還元などを活用しているユーザーが多く全体的にもリテラシーが高いということが本調査により、わかったという。
<本調査の調査対象の年齢・性別>
「スマホ比較のすまっぴー」会員でアンケートに回答した347名は、「40代」が34.4%、次いで「50代(29.8%)」、「30代(15.3%)」、「60代(14.5%)」、「20代(5.2%)」、「10代(0.9%)」で、「男性」が69.4%、「女性」が30%となっている。
<参照元>
『格安SIMユーザーはリテラシーが高い!6割以上の人が決済アプリを利用』
スマホ比較のすまっぴー