総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、「広告の影響力」をテーマにしたインターネットリサーチを立教大学の「eビジネス&マーケティング」を受講した学生と共同で行い、結果を発表した。一部抜粋した内容を以下で紹介する。

主なトピックは以下の3つになる。

  • 45.3%が電車を待っているとき「ホームから見える広告を見る」と回答
  • 45.7%が電車の中で「広告を見る」と回答
  • 約3人に1人はの電車に乗るたびに「電車内サイネージ広告(動画広告)」を見ると回答

45.3%が電車を待っているとき「ホームから見える広告を見る」と回答

はじめに、「あなたが階段で、ホーム上で電車を待っている間の過ごし方をすべてお選びください。」としたところ、
全体では「携帯電話を操作」が71.3%、「ホームから見える広告を見る」が45.3%、「音楽を聴く」が32.4%とという結果となった。

年代別で見ると、20代以下と30代の「携帯電話を操作」が8割以上と、目立って高い割合となり、「ホームから見える広告を見る」という人もすべての年代で4割以上となっていることが明らかとなった。

45.7%が電車の中で「広告を見る」と回答

ついで、「あなたが普段、通勤や通学で電車に乗っている間の過ごし方をすべてお選びください。」としたところ、
ホーム上で電車を待っている時と同様、「携帯電話を操作」が73.1%、「広告を見る」が45.7%と多くの回答を集める結果に。

年代別で見ると、「広告を見る」と回答したのは30代、50代が比較的多いことが明らかとなった。

約3人に1人はの電車に乗るたびに「電車内サイネージ広告(動画広告)」を見ると回答

さらに、「あなたが普段、通勤や通学で電車に乗る際に、各広告をどの程度見ますか。(単数回答)」と尋ねると、「毎日見る」と回答した人がもっとも多かったのは「電車内サイネージ広告(動画広告)」で29.8%と約3割の人は乗るたびに見ていることが明らかになったという。

一方で「全く見ない」という回答は「駅構内のデジタルサイネージ広告」が24.9%、「つり革広告」が20.6%の順で多くなったという。

共同で調査した学生は、この設問の数値を以下のように整理している。

  • つり革広告
  • 毎回見る(20.3%・第4位)、全く見ない(20.6%・第2位)→比較的人々の目に入りにくい日常広告

  • ステッカー広告
  • 毎回見る(22.3%・第3位)、全く見ない(16.3%・第4位)→人によって、比較的目に入りやすい日常広告

  • 電車内の動画広告
  • 毎回見る(29.8%・第1位)、全く見ない(13.1%・第5位)→人々の目に最も入りやすい日常広告

  • ホーム広告(駅の看板)
  • 毎回見る(23.5%・第2位)、全く見ない(17.8%・第3位)→人によって、比較的目に入りやすい日常広告

  • 駅構内のデジタルサイネージ
  • 毎回見る(19.4%・第5位)、全く見ない(24.9%・第1位)→人々の目に最も入りにくい日常広告

また、ホーム広告とステッカー広告は人によっては目に入る日常広告であるが、調査結果より分析するとホーム広告、ステッカー広告ともに30代の女性が全性年代の中で見ている「毎回見る」と回答した人の割合が多かったことが明らかになったとしている。

【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:一都三県の通勤・通学で電車を週に1日以上利用しており、2路線以上利用している男女を対象に実施
有効回答数:969名
調査実施日:2019年7月3日(水)~2019年7月5日(金)
調査立案者:立教大学 経営学部 3年次1名

<参照元>
「日常に溢れている広告の影響力に関する調査」
ネオマーケティング