ゆうちょ銀行および日本郵便は2019年8月7日、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環として、一部のサービスに関する取り扱いを変更すると発表した。
「取り扱い変更」の概要
1 普通為替
2019年10月1日から、普通為替の1枚あたりおよび1請求あたりの上限額を10万円に引き下げる。
※振出日が2019年10月1日以降の普通為替が対象。
2 国際送金
2019年10月1日から、サービス内容などを以下のとおり変更する。
- 口座間送金の送金上限額設定
- 住所あて送金の一部取扱終了および上限額引き下げ
- 国際送金取扱局の見直し
口座間送金の上限額を500万円に設定。
※「口座間送金」は、総合口座または振替口座から送金金額と送金料金を払い出し、外国の受取人の口座に入金する送金。
米国あて以外の住所あて送金を終了するとともに、米国の住所あて送金の上限額を、2,800USDに引き下げ。
※「住所あて送金」は、送金金額と送金料金を現金で支払い、外国の受取人に為替証書など届ける送金。
一部の郵便局の窓口における国際送金の取り扱いを終了。
■国際送金取扱郵便局数
- 2019年8月7日時点:3,210局
- 2019年10月1日時点(予定):1,194局
3 外貨両替
- 外貨宅配サービス(ゆうちょの外貨宅配トラベルwith You)の終了
- 外貨両替の上限額引き下げ
2019年9月30日正午をもって、外貨宅配サービス(ゆうちょの外貨宅配トラベル with You)を終了。
2019年10月1日から、ゆうちょ銀行の全店(233店)と外貨両替取扱郵便局(482 局)で実施する外貨両替の上限額を、上の表のとおり引き下げる。