フラーは2019年8月5日に、日本のスマホユーザーのアプリ利用の実態をまとめた「App Ape モバイルマーケット白書」を発行したことを発表した。

白書によると、以下の2つが明らかになったという。

  • アプリの所持・利用ともに安定横ばい、利用率は3割。
  • ショッピング、音楽、ゲームは利用率60%超え。数は絞り込む

白書によると日本のスマホユーザーは約82個のスマホアプリ(2018年1月〜12月)を所持していることが明らかになったという。

一方、利用アプリ数は約25個と利用率は約30%。所持・利用ともに年間を通じて変化が少なく、日本人がスマホにインストールするアプリは3分の2が使われない状態にあることが浮き彫りになったという。

次にユーザーあたりのカテゴリ別所持アプリ数(2018年1月〜12月)を見ると、最多はプリインストールが多い「ツール」カテゴリの19.5個で、実際の利用アプリ数は4.5個との結果に。

一方、ショッピングアプリは所持数3.3個に対し利用が2.4個、音楽は所持2.9個に対し利用2.1個、ゲームが所持5.5個に対し利用3.3個と高い傾向にあったという。

同社は、ユーザーが使うアプリの数が絞り込まれるなか、ベンチマークとするアプリの具体的な機能や役割を自社アプリに置き換えるため、さまざまなジャンルのアプリの動向を踏まえた戦略を練る重要性があるとの見解を示した。

<参照元>
令和の日本人が持っているスマホアプリは平均82個、使っているのは3割