オウケイウェイヴは2019年7月11日、“ありがとう”の力を立証するため同日より「Thanks Project(サンクス プロジェクト)」をスタートしたと発表した。
その第一弾として「ありがとうを科学する」と題し、「感謝を伝えることが仕事中のストレスにどのように影響するのか」を検証する実証実験を行った。
その結果、上司からの「感謝の伝え方」で部下のストレス度に差が出ることが明らかになったという。
感謝がストレスを低くすることが判明
上司の感謝で部下のストレス度はどう変化するのか? – Thanks Project01
実証実験では、オフィスに見立てた空間にて、A・B・Cの3グループそれぞれ3名ずつ(合計9名)の部下役に同じ条件下(上司役による監視)で業務に取り組んでもらう。
実験は2日間実施し、両日共に「パソコンでの文字入力(1時間)」+「休憩(10分間)」を1セットとし、計3セットを行った。1日目はすべての業務終了後、2日目は1時間おきに、その成果を一人ずつ上司役に報告。その際、上司からの対応を以下のように変え、業務中や報告時の「ストレス度」を計測した。
上司から感謝を伝えられなかったAグループは、1日目より2日目でストレスがかかった状態で業務を行っていたのに対し、感謝を伝えられたB・Cグループでは2日目の方が、ストレスが低い状態で業務に取り組めていたことがわかった。
また、今回の実験ではB・Cグループを比較した時に、口頭で感謝を伝えられたBグループよりも、文面で感謝を伝えられたCグループの方が2日目によりストレスが低い状態だったことも判明した。
また、実験では、感謝を伝えられた時のストレス度を測定。Bグループには「口頭」で感謝を伝え、Cグループには「感謝の文面」を見てもらった時のストレス度合いを計測し、両グループともに業務報告前の安静状態と比較して、ストレス度が低くなることが判明した。
さらに口頭で感謝を伝えられたBグループよりも文面で感謝を伝えられたCグループの方がストレス度の低下が22%低いことも明らかになった。
※実験概要
・実験目的 :脳波による感性把握技術によって感謝を伝えることが業務中のストレス度に与える影響を明らかにする
・対象者 :一般の方からリクルーティングした20代男女9名(男性3名、女性6名)
・日時 :2019年6月11日、12日
・実施場所 :TIME SHARING秋葉原
・使用機器 :単極脳波計MindWave Mobile(BMD ver,NeuroSky社)、感性アナライザ
・収集データ:感性データ「ストレス度」
<出典元>
「<「Thanks Project(サンクス プロジェクト)」第1弾>「感謝」が仕事中のストレスに与える影響に関する実証実験脳波測定の結果、上司からの「感謝の伝え方」で部下のストレス度に差が出る結果に!」
オウケイウェイヴ