PATRADEは、2019年5月、世の中に眠っている特許権と商品開発を行う企業をマッチングするサービス「PATRADE」をリリースした。

同サービスでは、特許権を保有する側は眠らせている権利・技術を有効活用することができ、商品開発をする側は権利に保護された最新技術が活用した商品で市場に進出できるフレームワークを提供する。

商品開発に取り組む企業に対して保有技術や希望分野などのヒアリングに基づいて、同社が独自に収集したライセンス許諾可能な特許権や公的機関が公表する開放特許(譲渡や許諾の意思のある特許権のこと)とのマッチングを実施。

商品開発の方針にマッチした特許権が見つかれば、ライセンス契約の締結や商品化などの支援、商品開発の中で新たに生まれた技術等についての知的財産権取得もサポートするとしている。

同サービスを推進する主なメンバーは、特許の専門家である弁理士で構成。今まで特殊性が高く実現が難しかった知財マッチングを専門家がリードすることで、単なるコンサルティングに留まらないサービスの提供を目指すとしている。