ジャストシステムは2019年5月28日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『新卒社員に関する実態調査2019年春』の結果を発表した。
それによると、男性の新卒社員は「業務量」、女性は「コミュニケーション」に悩んでいることがわかった。
新入社員の戸惑いは「覚える内容の多さ」
まず、今の職場での戸惑いや困りごとを聞いたところ、男女ともにもっとも多く挙がったのは「覚える内容の多さ」だったが(男性:37.1%、女性:36.6%)、男性の場合は「仕事量の多さ」(28.2%)、「食事や睡眠といった日常生活の変化」(26.0%)と続いたのに対し、女性は「上司とのコミュニケーション」(33.7%)、「先輩とのコミュニケーション」(30.2%)と続いた。
入社して約1カ月が経った現在、「今の仕事をあと3年以上、続けられそう」と答えた人は21.8%、「たぶん続けられる」と答えた人は36.2%で、あわせて58.0%の人が現時点では今の仕事を続けられそうと判断していた。
一方、「続けられない」と答えた人は8.3%、「続けられないかもしれない」と答えた人は10.0%、「どちらとも言えない」と答えた人は23.7%だった。
また、周りに親身になって相談に乗ってくれる先輩がいるかをたずねたところ、「たくさんいる」と答えた人は10.6%、「たくさんではないが、いる」人は50.3%だった。
一方、「まったくいない」と答えた人は13.2%、「あまりいない」人は25.8%だった。
そして、新卒社員のうち、現在、勤めている会社を学生時代の後輩に「薦めたい」人は9.0%、「どちらかというと薦めたい」人は28.1%で、あわせて37.1%の人が今の会社を好意的に捉え、人にも薦めたいと考えていることがわかった。
反対に、「薦めたくない」人は14.0%、「あまり薦めたくない」人は14.3%でした。また、「どちらともいえない」人は34.6%だった。
最後に、現在、勤めている会社において、「自分なりの目標を見つけられた」人は32.7%、「まだ見つかっていない」人は36.6%、「よくわからない」と答えた人は30.7%となった。
<調査概要>
調査期間:2019年4月22日(月)~4月26日(金)
調査対象:2019年4月に新卒社員として社会人になった22歳~27歳の男女865名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
<参照元>
『新卒入社後、男性は「業務量」、女性は「コミュニケーション」に悩んでいる』
ジャストシステム