2019年4月19日、マイボイスコムが、「格安スマホ」に関するインターネット調査の結果を公表した。本調査は、今回で5回目となる。
調査結果の主なトピックスは2点。
- 格安スマホ・SIMカード利用者は全体の2割強。過去調査より増加傾向
- 利用意向者が重視する点は、「月額利用料金」「通信の安定性」「通信速度の速さ」「データ通信容量」「機器や端末の価格」などが上位
格安スマホ・格安SIMカードの利用状況
本調査では、格安スマホ・格安SIMカードの利用状況を調べている。
「格安SIMカードとスマートフォン端末をセットで購入」の利用者は全体の9.8%だ。
「格安SIMカードを購入、端末は新しく購入したSIMフリースマートフォンを利用」、「格安SIMカードを購入、端末は所有スマートフォンを利用(SIMカードを差し替える)」は各4~5%。
「格安SIMカードを購入、端末は中古で購入したスマートフォンを利用」は1.0%となっている。
これらを合計した、格安スマホ・格安SIMカード利用者の比率は、全体の2割強。過去調査と比べ増加傾向にある。また、男性10~40代、女性30代では各3割。他の層より高くなっているという。
また同調査では、「主に利用している格安スマホ・SIMサービス」についても聞いている。
格安スマホ・SIMサービス利用者のうち、「楽天モバイル」利用者が25.9%。「マイネオ」「UQモバイル」「OCNモバイルONE」などが各1割弱という結果となった。
全体の8割弱を占める非利用者に、「格安スマホ非利用理由」をたずねた。「現在利用しているもので満足している」が47.2%で多い。
そのほかの理由では、「通信の安定性や速度に不安がある」、「格安スマホを詳しく知らない」、「メールアドレスを変えたくない」、「契約手続きや、利用環境設定が面倒・わからない」、「格安スマホに興味がない」などが各10%台となっている。
格安スマホについての不安・不満
調査では、格安スマホについての不安・不満について、回答者のコメントを集めている。以下のようなものがあった。
- 今使っているメールアドレスを変更するのが不安
- 時間帯によっては通信速度が遅い。サポートが大手より薄い
- 手続き切り替えなどが簡単ならば考えても良い
- HPのコールセンターの番号がわかりにくいところに記載されている。コールセンターにつながったことがない
- キャンペーン以外の時の月額はいくらなのかわかりづらい
※調査概要:調査期間は、2019年3月1日~5日。調査対象は、「MyVoice」のアンケートモニター。ネットリサーチで、10,365件の回答を集めている。
<出典元>
マイボイスコム、格安スマホに関するアンケート調査(第5回)