ゲームメディア「GameWith(ケームウィズ)」を運営するGameWithは、近年「eスポーツ」が注目され、日本でもゲームをスポーツとして捉える考え方が広がりつつある中、スポーツとゲームの相関性について実態調査を実施、2019年3月28日にその結果を発表した。
それによると、アスリートの7割がゲーム好きで、約半数の人が毎日プレイしている実態がわかった。
アスリートの7割がゲーム好き
まず、15歳以上かつ3年以上のスポーツ経験者があるアスリート男女333名に「ゲームは好きか」と尋ねたところ、全体の70.9%が「好き」と回答した。
同社では、年齢を問わず楽しめるゲームタイトルやジャンルが増えていること、またスマホゲームの普及により手軽にプレイできる機会が増えたことも起因していると推測している。
また、ゲームのプレイ頻度について尋ねところ、「毎日」プレイしている人が4割(40.2%)ともっとも多い結果となった。
また、年代別に見るとそのうちの6割(68.7%)が30歳以上であることがわかった。同社では、「週に1回程度」以上という回答も含めると全体の5割(58.8%)にものぼることから、年代を問わず、日常生活の中でゲームに触れる機会が多くなっているとみている。
一方で、そして、ゲームのプレイ経験がある回答者に対して「1日あたりの平均ゲームプレイ時間」について尋ねたところ、8割(83.7%)が4時間未満という結果だった。
また、1割の回答者が10時間以上と長時間プレイしており、そのうちの約4割(43.6%)が20歳〜29歳の若年層であることがわかった。
3割強がゲームがパフォーマンス向上に役立つと実感
ゲームのプレイ経験がある回答者に、「ゲームはスポーツのパフォーマンス向上に役立っていると思うか」と尋ねたところ、33.0%が「はい」と回答し、3人に1人がスポーツのパフォーマンス向上への関連性を実感していることがわかった。
また、その回答者の平均ゲームプレイは「1〜2時間(17.8%)」がもっとも多く、続いて「3〜4時間(15.8%)」、「2〜3時間(13.9%)」という結果になった。
ゲームプレイ経験がある回答者に、「ゲームの効果として感じるものを全て選んでください」と尋ねたところ、最多の30.1%の人が「リラックス効果」を感じていることがわかった。
また、2番目以降は「記憶力向上(28.8%)」、「集中力向上(27.1%)」、「注意力のコントロール(20.9%)」が続き、さらにはスポーツ競技のゲームをすることで「実際の競技のイメージトレーニングができる(19.3%)」と回答した人もいた。
そして、ゲームの効果を実感していると回答した人に絞り、好んでプレイするゲームについて尋ねたところ、約半数の人が「パズルゲーム(55.9%)」と回答した。
続いて、「ロールプレイングゲーム(42.3%)」、「アクションゲーム(37.4%)」という結果になった。
同社では、この結果について「パズルゲーム」の人気が高かったことについては、スマホでの操作との相性が良く、短時間での気軽なプレイも可能な点や、スマホの普及により根強い人気タイトルが増えて来ている点が背景になっていると推測している。
※本調査は2018年10月度時点のもの。
15歳以上かつ3年以上のスポーツ経験者 男女333名を対象としている。この調査での「ゲーム」の定義は、スマホゲーム、テレビゲーム、PCゲームとしている。
<参照元>
『【スポーツとゲームの相関性に関する実態調査】 アスリートの7割はゲーム愛好家、毎日派は4割超。3人に1人がスポーツのパフォーマンス向上に役立つと実感』