ハコクルは、フリマアプリ・オークション出品が面倒な商品を代わりに出品してくれる代行サービス「ハコクル」をリリースした。ハコクルを使えば、出品から取引までにかかる作業を全て丸投げできるとのことだ。

▽ハコクル公式サイト
https://hakokuru.co.jp

売りたいものをハコに詰めるだけで、宅配業者が取りに来てくれる

「ハコクル」は出品から取引までの作業を全て丸投げで、フリマアプリやオークションを利用することができるとのことだ。家やクローゼットに埋まっていて、なかなか出品できていない商品を、ハコクルが代わりに出品してくれる。

ハコクルを利用したい場合は、売りたいモノをハコに詰めるだけで宅配業者が自宅まで商品をとりに来てくれるという。基本的にはモノを問わずに回収(※)しており、年末シーズンの大掃除や引っ越し時の断捨離、家をきれいにしたい機会などに利用してほしいとのことだ。

※公式サイトに記載された「出品できないもの」の一覧

  • ハコの縦+横+高さの合計が160cmを超えるもの
  • ハコに入りきらないサイズのもの
  • 偽ブランド品、正規品と確証のないもの
  • 盗難品など不正な経路で入手した商品
  • 汚れ、破れ、シミ、匂いなどの状態がひどいもの
  • 医薬品、医療機器など
  • 食料品(飲料/酒を含む)
  • 動物、昆虫などの生き物類
  • チケット・金券等
  • 成人向け商品(映像・雑誌類含む)
  • ハコクルが取り扱い不可と判断したもの

ハコクルを利用する場合は、オンラインで申し込みをすると、必要なハコを届けてくれる。(自分でハコを用意してもよい)ハコが届いたら、売りたい商品を詰めて指定日に宅配業者へ引き渡すだけでよい。

あとは出品から取引まで全て代行してくれる。また手数料として1商品当たり売上の30%が発生するものの、ハコの送料・集荷依頼などは全て無料で商品が売れるまで料金(手数料)が発生することはない。

公式によれば、商品が出品されるまでの期間は1日から7日で、商品が売れるまで約1週間から2ヵ月とのことだ。出品状況は専用のマイページからいつでも確認が可能で、売上金はいつでも出金できる。

ハコクルの3つの特徴

ハコクルは、サービスの特徴として以下の3つを紹介している。

  1. 買取よりも高く
  2. 買取業者はリサイクルショップでは明確な名づけがない状態で安価で買取をするのに対して、ハコクルではオークションなどで販売し、少しでも高く売れるように尽力するとのこと。

  3. ハコに詰めるだけで良い
  4. オークションやフリマに出品する際に通常必要となるような、商品の写真撮影や商品登録といった作業は不要。売りたい商品をハコに詰めれば宅配業者が取れに来てくれる。ハコの送料・集荷などは一切無料。

  5. 出品代行業者ではない
  6. オークション・フリマへの出品を代行してくれるものの、ハコクルはよくあるような出品代行業者ではなくサービスであるとのこと。ハコクルでは、サービスを通して得られるユーザーの体験を重視してサービスを展開すると語っている。

不用品の推定市場価値「7.6兆円」。ハコクルのようなサービスが求められる背景。

ハコクルではサービスを設立した理由として、以下6つのポイントをあげている。

  1. フリマアプリやオークションが日常的に行われており、現在では、モノの二次的な流通が頻繁に行われている。(市場の活発化)
  2. フリマアプリやオークションの活性化によって、買取とは異なる商品値付けの透明性が生まれた。(市場の透明化)
  3. 「人力」を必要とする市場であるゆえに、市場開拓の余地がある。(技術革新)
  4. 不用品の推定市場価値は7.6兆円、さらに自宅などに隠れた資産は37兆円といわれ市場に大きな可能性がある。(市場規模)
  5. ハコクルのような出品代行サービスのニーズが、市場のなかで確実に存在している。(後発の優位)
  6. 競合はあるものの、全体的に古い(技術的に弱い)会社が多い。(競合優位性)

ハコクルは、出品代行サービスを「技術をもって展開していく」と語っている。