ツクルバとHALによる合弁会社であるKOUはコミュニティコインのアプリ「KOU(コウ)」Android版を同日より提供開始したと発表した。
「KOU」は、スマホで簡単にコミュニティを作り、仲間と一緒にオリジナルの「おかね」をやりとりできるサービスである。同社では「KOU」を使うことで、コミュニティ内の感謝を循環させ、メンバー相互の関係性の質を高めることが期待できるとしている。
「感謝経済」という考え方のもと開発された「KOU」とは
コミュニティ内での助け合いには、現在の資本主義的な経済システムでは捉えにくい価値があると同社では考えているという。
そのような捉えにくい価値がより生み出されていくために、どのように価値として共有できるものにしていくのか。その答えとして、人の心の動きをベースにした「感謝経済」という考え方を「KOU」を通じて提唱しているという。
この「感謝経済」を加速させていくためのツールとして「KOU」を開発したとしている。
利用方法は簡単だ。アプリをダウンロード後、コミュニティを作成または招待を受けることで、「おかね」のやりとりができるようになる。
タイムラインに流れてくる仲間同士の感謝のやり取りに、「ラブ機能(ハートのボタン)」やコメント機能を使って共感を示すことができる。また、コミュニティメンバーへの相談、募集、情報共有なども可能だ。
活用方法もそれぞれのコミュニティによってさまざまになることを想定しており、また複数のコミュニティに参加することができる。
今後、同社は「コミュニティテックカンファレンス-2019年”コミュニティテック元年”宣言-」を2018年12月12日に開催する。
これは、さまざまな分野で「コミュニティ」の形成をテクノロジーの力で推進するサービスが集まり、これからのコミュニティテックの役割と可能性を模索するイベントとなるという。
img:PR TIMES