GMOデジタルラボとインターゾーンは2018年12月3日、自動車業界特化型のアプリ制作サービス「gNOTE+(ジーノート プラス)」を共同開発し、インターゾーンを通じて提供開始したと発表した。
「gNOTE+」を活用することで、自動車販売店や整備工場、ガソリンスタンドなどの自動車関連サービスを展開する店舗は、車検受注・入庫管理システムと連携した店舗アプリを制作することができる。
これにより、ユーザーの車検満了日や定期点検整備記録などの情報を活用し、車検満了前のお知らせやクーポンを自動配信するなど、アプリを通じた店舗への送客・集客施策が行えるという。
車検満了や整備に利用できるクーポン情報などを自動配信
特徴は以下のとおり。
1.車検・定期点検など、顧客のステータスに応じてプッシュ通知を自動配信
車検満了前や定期点検、オイル交換など顧客の車の整備状態やステータスに応じて、お知らせやクーポンなどを自動配信することができる。
例えば『オイル交換時期になったら自動的にプッシュ通知でご案内を配信』『車検満了日の3カ月前に、車検割引クーポンを配信』など、配信時期と内容を予め設定しておくことで、店舗スタッフの手間をかけることなく、集客につなげることができる。個別配信も可能なため『半年間来店されていないユーザーへ、洗車クーポンを発行する』といった活用もできる。
2.アプリから簡単に予約が可能
車検や定期点検、オイル交換などを行う場合には、事前に車両の入庫予約を行うことが一般的だ。「gNOTE+」では、リアル店舗やコールセンター、ホームページなど、あらゆる接点での予約状況がシステム上に集約され、アプリへもリアルタイムで反映される。
そのため、アプリを利用のユーザーは、空き状況を見ながら簡単に予約を入れることができる。なお、車検受注・入庫管理システム「gNOTE」に登録されている情報を引き継ぐため、ユーザーは個人情報や車輌情報を改めて入力する必要はないという。
3. データに基づいたユーザーの行動を分析し、販促に活用可能
gNOTE+」は、車検受注・入庫管理システム「gNOTE」に登録された情報に加え、アプリや来店を通じて収集したデータからユーザーの行動を分析することができる。これにより、『一定期間に5回来店されたユーザーへ限定クーポンを発行する』といったように、販促に活用することができる。
「gNOTE+」の提供開始に先駆けて、自動車総合メンテナンスチェーン「アップル車検」が同サービスを採用し、2018年11月12日に公式アプリがリリースされた。
「アップル車検」の公式アプリは、全国100店舗以上の加盟店から、ユーザーの近くの店舗を検索し、車検・定期点検等の予約をすることができる。また、行きつけの店舗を登録することで、その店舗からお得な情報を受け取ることができるという。
img:GMO DIGITAL Lab