atsumariは2018年11月29日、個人間で楽器をシェアできるサービス「atsumari」を2018年12月上旬より提供開始すると発表した。
同サービスで、ユーザーは自分に合った多様な楽器を低価格で利用でき、楽器のオーナーは、自宅に眠っている楽器を利用して副収入を得ることが可能になる。
楽器の保有者、利用者、職人の不満をシェアリングで解消
同社によると、楽器の演奏希望者と保有者、楽器職人はそれぞれに不満をもっているという。楽器の購入希望者は、ネットで購入する場合、「試奏できない」「楽器についての情報が少ない」といった点がネックとなり、購入に抵抗を感じるケースも少なくない。
一方、楽器の保有者は「楽器を持っているが、使わずに保管している」という方が多く存在し、また楽器職人は、無名のうちは販売できる環境がなかなかなく、奏者に直接売ることが難しい状況もあるという。
このサービスは、楽器の保有者に、楽器の評価を付与して継続的に収入を得る機会を提供し、楽器の利用者には、信頼できる情報のもとに世界各国の楽器を利用できるように、さらに楽器職人の販路を拡大できないかとの発想からシステムを構築した。
利用の流れは、まずプロフィールページを作成する。出品者は、個人情報・楽器情報・振込先口座情報を登録するだけで、同社の審査後、サービスを利用でき、一方、楽器利用者は、個人情報を登録した後、取引を開始することが可能となる。サイトの閲覧は登録前でも可能だ。
具体的には、利用者は、サイトに登録されている楽器を選びクレジットカードで支払う。すると、手渡しか、運送で楽器が運ばれてくる。その後、利用者は注文した楽器かどうか確認し、出品者と連絡を取り、受け渡し日時などを決める。
そして、使用後には返却、あるいは場合によっては購入もできる。最後に、利用者、出品者ともに相互評価を行うという流れだ。
今後はサービスの対象となる国をさらに拡大していく方針だ。
img:PR TIMES