しゅふJOB総研は11月15日、「家庭との両立に必要なこと」をテーマに、働く主婦を対象に実施したアンケート調査結果を公表した。
同機関は、主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関として、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信している。
【調査概要】
- 調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
- 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
- 有効回答者数:713名
- 調査実施日:2018年9月26日(水)~2018年10月8日(月)まで
- 調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
家庭と両立できる仕事の数は「足りている」、2013年の2倍増
「いま社会に、家庭と両立させることのできる仕事の数は十分足りていると思いますか?」という問いに対しては、「十分足りている/おおむね足りている」が21.8%となった。
「不足している/とても不足している」という回答割合が多いものの、2013年のデータと比較すると、「足りている」は2倍増の結果となったという。
仕事と家庭を両立させる上で必要なのは、「時間や日数など条件に合う仕事」や「家族の理解や協力」
「仕事と家庭を両立させる上で、必要だと思うこと」という問いについては、「時間や日数など条件に合う仕事」84.2%、「家族の理解や協力」62.3%、「上司や同僚など職場の理解」60.6%となった。
2013年データと比較すると、「保育所等子どもを預ける場所」が5年で30pts減少したという結果が示された。
また、「仕事と家庭を両立させる上で必要だと思うことの理由」については、さまざまなコメントが寄せられているという。
- 派遣だとテレワークがなかなか出来ない。体調不良ややらなければいけない日など テレワークがあると本当に助かります(50代:派遣社員)
- 子供がいるとどうしても休まないといけないので休みやすい環境と職場の理解は大事だと思います(40代:パート/アルバイト)
- 保育園が充実し、安心して仕事ができる環境を整えなければ、結局フルタイムで働かなかったり、また子供の病気などで休むことが非常に心労になると思う(50代:契約社員)
- 国の方針で応募者年齢の記載がなくなったが、ミドルシニアとあっても断られる場合の方が圧倒的に多い(50代:今は働いていない)
- 現在、パート勤務ですが、上司・同僚の理解のおかげで不登校のこどものフォローもしつつ7年続けることができているので…(40代:パート/アルバイト)
- 家庭と仕事の両立する際、1番難しいと思うのが、条件の合う仕事が少ないこと。子育て中だと、子どもの用事が最優先になります。その辺の融通きく仕事でないと、働けない(30代:今は働いていない)
img:PR TIMES