Webサービスの発展のスピードは加速し、次々と多くのサービスが世にでている。それは、フード業界も例外ではなく、各地の名産物の通販やコミュニティによる飲食店の情報サービスなど、今ではユーザーにとってはなくてはならないものになっている。
今回、ビールを扱った新サービスの登場だ。食コミュニティ「キッチハイク」を運営するキッチハイクは、サッポロビールと新サービス「HOPPIN’ GARAGE」で業務提携を締結した。
一般消費者のビール創りのアイデアをサッポロビールが製造
「HOPPIN’ GARAGE」では、サッポロビールがビール業界において初のプラットフォームを提供する。キッチハイクは、ビール好きがつながる各種イベントを開催できる仕組みを提供し、コミュニティを盛り上げるという。
この取り組みの目玉企画は、公募から選ばれた一般消費者のビール創りのアイデアをサッポロビールが実際に製造し、出来上がったビールをサイト上で企画したイベントでシェアできることだという。さらに反響の良かったビールはその後一般発売される可能性もあるのだ。
また、著名人がビールを創る体験記などのコンテンツも配信する。
日本においては、個人でのビール製造は酒税法上認められておらず、“一部のビールメーカーのみ”に製造が許されている。今回そのひとつであるサッポロビールが、率先してビール創りのアイデアを一般消費者に問うことで、今までにない“ユーザーイノベーション”の波を起こすことを目指す。
キッチハイクは、ビール好きが交流できるリアルイベントを継続的に開催できる仕組みを提供し、コミュニティ全体を盛り上げていく役割を担う。
ユーザーはキッチハイクのアプリを通し、ビール好きな人気料理人が主催するおつまみ会に参加したり、自分が選んだビアバーに集まるイベントを企画することができるという。
新しいビールの楽しみ方
キリンビールの調査によると、2017年の日本ビール生産量は5,247,800klで、世界第7位、アジアでは中国に次いで第2位である。
今回のサービスは、ビール好きにはたまらないサービスだろう。自分が考えたビールをサッポロビールが実際に製造してくれるのだ。
ビールの新しい楽しみかたを提案してくれるこのサービスが、今後ビール業界にどのようなインパクトを与えるのか期待したい。
img:PR TIMES