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ソーシャルメディアの発展により、懐かしの友人から恩師まで幅広い人を簡単に探せるようになった。しかし、ビジネスパートナーとなると話は違って来る。
個人間では新しい価値観の持ったビジネスパートナーと直接会うことは難しい。企業間で名刺の交換をしてFaceBookを交換してその後にようやく直接ビジネスの話をするなど、手間もかかるし本題にすぐに入れない上に自分のビジネスに理解のある人かもわからない。
そのような問題を解決するためにビジネス型マッチングサービスが増加傾向にあるようだ。
ファッション特化のマッチングサービス「fatch(ファッチ)」の事前予約開始
株式会社READY TO FASHIONはファッション業界専門の審査制のマッチングアプリ「fatch(ファッチ)」の事前予約を開始した2019年にローンチの計画している。
対象はファッション業界の業界人から業界に興味を持つ人としており、幅広く緩やかにつながることでビジネスの出会いを創出することが目的である。会社内だけでなく業界の川上から川下までを結びつけることで活性化を狙っている。
使用イメージとしては「登録-審査」「スワイプ」「マッチング」「メッセージ」と4つのフローで構成されており、毎日の隙間時間にビジネスのきっかけになる「出会い」を探せる仕組みだ。
以前までのファッション業界は会社同士でしかビジネス上のつながりは生まれなかった。しかし「fatch(ファッチ)」の登場により、よりカジュアルに個人と業界をつなげビジネスの円滑化を図る。
FaceBookやメールだと一方的な会話になりやすいが、相互的かつカジュアルなデザインにすることでユーザーと業界のファーストコンタクトの難易度を下げることでビジネスがより加速していくことが予想されている。
業界を絞り、審査制のマッチングアプリにしたことで、確実にコンタクトを取りたい人と出会うことが容易になり、質も担保されやすくなった。
このようなビジネスマッチングアプリは他方面でも展開されているようだ。
完全審査制。ビジネス領域のマッチングアプリ「yenta」は知性のネットワーク構築を目指す
転職サイト「Green(グリーン)」がリリースしている「yenta(イェンタ)」は、完全紹介制のビジネスマッチングサイト。ビジネスでのマッチングの最適化と、マッチングした先にある偶然による新しい価値の想像に着目しているサービスだ。
特徴は昼間にレコメンドされる10人「興味あり」「興味なし」で分類することで夜の8時にその日マッチングを受けた結果が届く仕組みになっている。
実際に効果が出ており、15ヶ月経過時点で50万人のマッチングが成功している。2017年3月にはレコメンドされる10人にフィルターを掛ける有料アカウントも登場してくるなど好調だ。
ビジネスマッチングアプリという性質上、マッチングだけでなく、直接会うところまで含めたデザインがされている。マッチングアプリの特徴として、レコメンドからメッセージを送るまでの時間がないというのがある。
しかし、この「yenta(イェンタ)」ではメッセージを送る時間とレコメンドの時間を分けることにより、ユーザーの行動をシンプルにすることに成功した。他にもメッセージテンプレートに実際にあって話がしやすいようにオープンランチ機能も搭載している。
マッチングによりビジネスが加速する
自らのビジネスプロフィールを公開することにメリットを感じにくい背景があったためか、友人としてつながってもビジネスのつながりは起こりにくいのが現状であった。
しかしビジネス型のマッチングアプリの登場で、今後は新しい人との出会いによるイノベーションの起こりやすい環境や、新しいビジネスの可能性なども検討できることだろう。
img:PR TIMES