シェアリングエコノミーという言葉を聞いて何を思い出すだろうか?

Airbnb、Uber、WeWork、メルチャリなど、挙げ列ねればキリはないというほどに、シェアリングエコノミーの勢いは凄まじいものがある。さまざまな分野においてシェアリングサービスが登場し、私たちの生活を豊かなものに変えようとしている。

そんな生活のなかで、これがシェアできたらもっといいのに、と思ったことはないだろうか?ビジネスのアイディアとはそういった日常の疑問や欲求から生まれるものかもしれない。

今回、こうしたニーズに応えてくれるサービスが登場した。株式会社mofmofでは2018年4月1日より、シェアサービスやマッチングサイトの土台プログラム「シェアリングエコノミースターターパッケージ」と、Webサービスをわずか3日で開発する「いきなりMVP」のハイブリットサービス「いきなりシェアリングエコノミー」をリリースする。

シェアリングエコノミーサービス立ち上げのための土台プログラム

シェアリングエコノミースターターパッケージとは、新規事業担当者やスタートアップ経営者が立ち上げたいシェアリングエコノミーサービスを小予算で立ち上げるための土台プログラムだ。

たとえば、空きスペースを有効活用したいと思っている人向けには「スペースネット」というサイトがある。ここは、個人でも法人でも利用可能で、面倒な手続きは必要ない。簡単ステップですぐに登録できる。

パッケージはシェアリングエコノミーサービスをリリースするうえで、必須な以下のような基本機能をあらかじめ実装している。

パッケージ標準搭載機能】

  • ソーシャルログイン
  • レスポンシブ対応
  • メッセージ機能
  • 決済機能対応
  • Google mapで案件表示
  • 予約機能
  • ユーザー情報管理
  • 案件登録・変更・削除
  • 案件検索
  • 案件成立時などのお知らせ

今後も随時アップデートしていくという。

モバイルデータやスーツ、スキマ時間までもがシェアされる時代に

シェアリングエコノミーとは、空き部屋やクルマ、衣服や家電などのモノから、労働力やデジタル資産等の目に見えないリソースまで、「個人が保有している持て余した資産の貸出・提供を仲介する」サービスのことだ。

現在、さまざまなサービスが登場しているが、代表例としては、世界規模で展開しているライドシェアサービス(タクシーや一般の車を配車可能にする)のUberやLyft、空き部屋を宿泊施設として提供を可能にするAirbnbなどが挙げられる。

Uberは設立2009年から2017年6月現在で通算50億回の乗車を達成したと発表しており、企業価値は700億ドルとも言われている。

また、通信キャリアの垣根を越えてモバイルデータ通信の上限までに使用しなかった部分をシェアするというMOOVERというサービスや、スーツのAOKIが2018年4月30日より運用を開始する、日本で初めて「スーツ・シャツ・ネクタイ」をフルセットで届けるシェアリングサービス「suitsbox」などのユニークなものが数々生まれている。

一方、欧米では、ビジネスマンの「スキマ時間」をシェアしようという動きがある。ロンドンでは「ちょっとしたスペース」をオンデマンドでシェアするサービス「Pop Pods」がリリースされ、注目を集めており、「Pop Pods」は最短30分というスポット利用を中心に、ちょっとした隙間時間の利用を主とする。

また米国では、大手スーパーチェーンWalmartが、従業員が帰宅途中にオンライン注文された製品を顧客のもとへ配達するプログラムを試験導入することを発表している。

これは、従業員が帰宅する“ついで”を利用し配達を行うことで、出荷にかかるコストの削減や、注文が入ってから顧客に届くまでの配送時間を短縮していこうという取り組みだ。これも、シェアリングエコノミーの一つと言える。

【参考記事】
スマホの通信制限とおさらば?「モバイルデータ通信」のシェアリングサービス“MOOVER”
スーツは“サブスクリプション化”する。クラウドファンディングで223%達成したAOKIの「suitsbox」
これもシェアリングエコノミー?従業員の遊休時間を使う“ついで仕事”の可能性
「シェア」はさらに細かなニーズに対応。わずかな空き時間で使える都市のスキマが発見可能に

あらゆるものにビジネスチャンスがあるシェアリング

このように、シェアリングエコノミーは、ありとあらゆるヒト・モノ・場所・データなどにビジネスチャンスを見つけることが可能だ。

アイディアはあるものの、どうやって形にしていいかわからない、といった人も多いのではないだろうか。今回の「いきなりシェアリングエコノミー」は、そういう人たちのアイディアを具現化してれる心強い存在となれるかもしれない。

img: PR TIMES , いきなりシェアリングエコノミー