4K
4Kとは約横4000×縦2000の画面解像度のことを指す。
4096×2160の画面解像度は映画やカメラなど、3840×2160の画面解像度はテレビ放送やディスプレイなどで用いられている。4096×2160で約884万画素、3840×2160で約829万画素もあり、今まで以上に詳細な映像を映し出せる点が特徴となっている。
2Kと呼ばれるフルハイビジョンでは画面解像度1,920×1,080、約207万画素となっている。画素数だけで比較した場合、4Kはフルハイビジョンの約4倍もの数値になっている。
4Kの映像は古いテレビでは閲覧が不可能なため、4Kに対応しているテレビが必要だ。
2013年当時では27万台と言う出荷台数だったが、2016年には121万9,000台と大幅に出荷台数が上がっている。当初は価格が高く中々手を出せない家電となっていたが、年々価格の下降によって購入ユーザーの増加をもたらした。
さらに東京オリンピックが2020年に控えているため、消費者の買い替え意欲が増していることや、テレビコマーシャルでも大々的に宣伝しており、消費者に広く周知されたことも4Kテレビの出荷台数が大幅に向上した理由と考えられる。
2018年から始まる4Kの実用放送を受信するためにはチューナーが必要だが、チューナー内蔵の4K対応テレビであればチューナーは不要となる。
従来のデジタル放送やブルーレイなどでもアップコンバートによって4K相当の映像となるため、4Kの実用放送が始まる以前に購入していたとしても4Kの詳細な映像を楽しむことが可能になる。
4K対応のビデオカメラも登場しており、個人でも詳細な映像撮影ができるようになった。ビデオカメラは家族が子供の成長記録を撮影するといった目的で使用することが多いが、4K対応のビデオカメラの登場でそれ以外の様々なシーンでも今まで以上に詳細な映像を撮影できると注目されている。
デジタルカメラで撮影した画像も4K対応のテレビで閲覧することによって詳細に閲覧することが可能になる。4Kであれば2Kでは確認できなかった部分までハッキリと確認することができる。さらにデジタルカメラでも4K動画を撮影できるモデルが増えており、コンパクトサイズであるため旅行先でも手軽に撮影できるのが魅力だ。
インターネット上で様々な動画を閲覧できるYouTubeでも画面解像度3840×2160の4Kに対応している。
今後は画面解像度7680×4320という8Kの登場も控えており、さらなる高解像度化に注目が集まっている。
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