Finatextホールディングスの子会社であるスマートプラスは、同社が提供するコミュニティ型株取引アプリ「STREAM(ストリーム)」を利用する個人投資家を対象とした「株初心者の投資の悩み」に関する実態調査を2019年6月に実施、2019年7月3日にその結果を発表した。
主なトピックは4つ。
- 投資をしようと思ったきっかけは「副収入」が約8割(75.1%)で圧倒的に多く、次に「不労所得」が5割(45.1%)と続く
- 投資を始めた頃の悩みベスト3は、1位「売買タイミングがわからない」(64.3%)、2位「銘柄選びがわからない」(58.8%)、3位「相談相手がいない」(46.6%)
- ネットや本を読むなどして勉強する人が多い一方で、約8割近い投資家が金融リテラシー不足を感じている実態(77.5%)
- 投資の情報収集や相談を目的に、ネット掲示板やSNSを活用する人が多い一方で、ネットコミュニティを利用したときのトラブルや困ったことは何かという質問では、「どの情報を信じていいかわからない」ことへ悩みを持つ人が最多(70.1%)
投資のきっかけは副収入のため
昨今、副収入を得られる1つとして、副業が話題になっているが、株取引においても副収入の獲得を目的として始める人が多いということが明らかになった。続いて、「不労所得を作りたい / 得たい」が挙がっており、中長期的に見て生活資金を増やしたいと考えている人が多いと言える。
「どの銘柄を選んだらいいかわからない」、「売買タイミングがわからない」に続き「相談相手がいない」が来ていることから、上位2つの悩みを抱えたまま相談ができずにいるということが明らかになった。
金融リテラシー不足を感じている人は約8割も
相談相手がいないため、ネットやブログを読んで勉強する人や実践で学ぶ人が多いということが言える。また、自分で勉強しているものの、金融リテラシー不足を感じている人が8割近くおり、自分の投資スタイルに不安を抱えたまま取引をしている人がいることが明らかになった。
投資の情報収集や相談を目的にネット掲示板やSNSを活用する人の中で、「どの情報を信じたらいいのかわからない」という声が多いという結果になった。ネットでの情報収集が盛んになっている中で、投資情報の信頼性や情報の目利き力を身に着けなければ、本当に必要な情報を掴みとれない可能性が高いと言える。
※調査概要
調査期間:2019年5月27日~ 6月14日
調査対象:コミュニティ型株取引アプリSTREAMをダウンロードしているユーザー275名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効サンプル数:275サンプル
<出典元>
「人生100年時代、副業解禁で副収入を得られる機会を探している中、副収入を得る1つとして「投資」を選ぶ新米投資家が急増〜相談相手がいない実態が顕著に、困ったときに相談できる「株仲間を欲している」傾向〜」
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