ENEOSリニューアブル・エナジーは、北海道旅客鉄道(以下、JR北海道)、北海道電力とともに、日高線の廃線跡地を活用した太陽光発電によるオフサイトPPA(※)を締結したと発表した。

同契約に基づき、ENEOSリニューアブルが北海道・日高地方の廃線跡地に建設した2カ所の太陽光発電所(出力合計約3,980kW)から発電される再生可能エネルギーを、JR北海道が北海道電力を介して年間約710万kWh調達。これを、室蘭線や千歳線の運転用電力や、苫小牧駅・北広島駅などの施設の電力として活用する見込みだという。

同取り組みにより、年間約3,700トンのCO2排出量を削減できると見込みで、再エネ由来の環境価値を組み合わせることで、苫小牧駅・北広島駅における電力使用の「実質CO2排出ゼロ」も実現するとしている。

オフサイトPPAのスキーム図

3社は今後も地域の脱炭素化を長期的に進めるとともに、「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献していくとしている。

■発電所概要

発電所:太陽光発電所2箇所(沙流郡日高町及び日高郡新ひだか町)
発電規模:約3,980kW
想定発電量:年間約710万kWh
CO2削減量:年間約3,700トン

位置図